奇跡のひよっこ・マサヒロ君
トリ年
「奇跡のヒヨコ・マサヒロ君」絶体絶命のピンチを3度も乗り越え
絶体絶命の4度目のピンチ!!
「奇跡のニワトリ君」
絶体絶命のピンチを3度も乗り越えた
「奇跡のニワトリ君」が大阪市の動物園にいます。
1歳6カ月の雄「マサヒロ君」
もともと肉食動物用の生き餌になるはずだった
ピヨピヨのヒヨコでしたが、
幸運が重なって生き延び、
いつしか「会うと幸せになる」と
口コミが広がり人気者に。
<1度目>マガモの「先生役」
15年7月にアライグマなどの「生き餌」として
約70羽のうちの1羽として同園へ。
「たまたま同じ頃、マガモのヒナが人工ふ化で生まれました。
子ガモは1羽だと怖がって餌を食べようとしませんが、
ヒヨコを一緒にするとまねして食べるようになるため、
マサヒロ君は”先生役”に選ばれ、難を逃れました」
(飼育員の尾曽さんの話)
<2度目>イタチが現れず
その2 同年9月ごろ、鳥の楽園に出没する
イタチを捕獲するため
おとりのエサに抜てきされた。
「大きいネズミ捕りの中に入り、三日三晩、じっと待ちましたが、
なぜかその間、イタチは現れませんでした」
<3度目>肉食獣が体調を崩さず
通常、若鶏へ成長する過程で大型の肉食獣のエサとして与えられる。
「ライオンやトラの肉食獣が体調を崩すと、
締めたての『新鮮な鶏肉』を与えます。
だいたい調子が悪くなるのですが、偶然申し出がなかった」
<4度目>4度目の「強敵」は鳥インフルエンザです。
これまでは鳥類と同じように
バードゲージ「鳥の楽園」で飼育されていましたが、
鳥インフルエンザの流行を受け、ゾウ舎に緊急避難中です。
飼育員さん(48)は
「もし近隣で鳥インフルエンザが出たら
マサヒロは処分対象になるでしょう→4度目の危機
園内で鳥インフルエンザが出たら即処分の可能性が高い」
ニワトリなので、飼育する他の鳥とは違い、
家畜への法律が適用される可能性が高いそうです。
現在は日課の園内散歩を自粛。
保菌している可能性がある野鳥との接触を減らすためです。
来園者との抱っこなどふれあいも禁止です。
ただ、「会いたい」との要望は多く、
不定期に1日1回、ゾウ舎の外に姿を見せます。
基本的には「隠れキャラ」ですが、
鳥インフルエンザの影響でさらにレア感が高まっているようです。
4度目の“キセキ”へ、同園のスタッフも
できる限りの予防策を講じています。
鳥インフルエンザが終息しなんとか乗り切れば・・・」
と獣医師の西岡真さんも心配顔でした